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6 . 相続税を支払うための現金を確保する変額保険

変額保険は、保険会社が契約者から預かった保険料を株式や債券などに投資して運用します。
その運用成績により保険金額が増減するのが変額保険の特徴です。
変額保険には、保険期間が10年など決まっているものもあれば、保険期間が終身というものもあります。

変額保険は運用実績により保険金額が増減しますので、保険期間が決まっている場合の満期保険金、そして途中で解約した場合の解約返戻金は支払った保険料よりも少なくなるリスクがあります。
一方で、死亡保険金については、契約したときの保険金額が保証されています。

例えば、当初の死亡保険金が1000万円保証されている場合に死亡保険金が支払われたとすると、運用実績が900万円であったため死亡保険金の1000万円を下回っている場合でも当初の保険金1000万円が支払われます。
もし、運用実績が良好で1200万円であったときは、当初の保険金1000万円ではなく運用実績の1200万円が支払われます。

生命保険に加入する目的が相続税対策であり、生命保険を途中で解約しないという前提であれば、変額保険に加入したほうがメリットになることがあります。
変額保険の終身タイプに加入すると、契約時の保険金額が保証されるため、通常の終身保険に加入しているのと結果的に同じです。
変額保険は運用実績により保険金額が増減しますので、うまく運用できれば当初の保険金額を上回る可能性もありインフレにも対応できます。

つまり、終身タイプの変額保険を利用して相続税を支払う現金を確保する目的で加入するのであれば、資産運用の成績が悪くても無視することができます。
途中で解約することを前提としないため、資産運用のリスクを大きくとっても問題ないでしょう。
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