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生命保険の仕組み

3 . 生命保険会社の選び方

相続税対策に生命保険を活用することを前提にすると、保険会社とは長期にわたるお付き合いになります。
生命保険会社は保険金の支払いに備えて、契約者から払いこまれた保険料を積み立てているため、保険会社の選択にあたっては財務内容の健全性が重要になってきます。

生命保険会社は、保険会社自身が破綻したときに備えるため、生命保険契約者保護機構への加入が義務付けられています。
とはいえ、実際に保険会社が破綻したときには現在の契約内容が保証されるとは限りません。
そこで、保険会社が健全であるかどうかを判断するために参考となるものとして、次の2つがあります。

(1)ソルベンシー・マージン比率
(2)格付け会社による格付け
(1)ソルベンシー・マージン比率
ソルベンシー・マージン比率は、各保険会社の支払い能力を示す指標で、一般に広く使われている指標です。
目安としては、200%を超えていれば支払い能力は十分にあると考えられます。

ソルベンシー・マージン比率(%)=(自己資本÷リスク金額)×100
(2)格付け会社による格付け
格付け会社が銀行や保険会社などを投資することに適している会社であるかどうかをランク分けしたものが「格付け」というものです。
主な格付け会社としては、スタンダード&プアーズ、ムーディーズがあります。

格付けの表現の仕方は、格付け会社により若干異なります。
スタンダード&プアーズの場合、次のように格付けが行われています。
カテゴリー 定義
AAA 当該金融債務を履行する債務者の能力は極めて高い。
スタンダード&プアーズの最上位の個別債務格付け。
AA 当該金融債務を履行する債務者の能力は非常に高く、
最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。
A 当該金融債務を履行する債務者の能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、
事業環境や経済状況の悪化の影響をやや受けやすい。
BBB 当該金融債務履行のための財務内容は適切であるが、事業環境や経済状況の
悪化によって当該債務を履行する能力が低下する可能性がより高い。
BB 「BB」、「B」、「CCC」、「CC」に格付けされた債務者は投機的要素が大きいとみなされる。
この中で「BB」は投機的要素が最も小さく、「CC」は投機的要素が最も大きいことを示す。
これらの債務者は、ある程度の質と債権者保護の要素を備えている場合もあるが、その効果は、不確実性の高さや事業環境悪化に対する脆弱さに打ち消されてしまう可能性がある。
B
CCC
CC
「BBB」以上のカテゴリーが投資をするに相応しいという判定となり、「BB」以下のカテゴリーであるときは投資ではなく「投機」をする要素が含まれるであろうと判定されます。
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